手関節のリウマチ性変化
手関節尺側（小指側）では滑膜炎により尺骨頭（手関節尺側｛小指側｝に背側から触れる骨の出っ張り）が背側に脱臼します。（つまり尺骨頭の出っ張りが大きくなったように見える）
尺側手根伸筋（手関節の背側で尺側｛小指側｝にある手関節を反らせる働きを持つ腱）が掌側（手の平側）に脱臼します。手関節は尺側手根伸筋が正常に機能しなくなり、手関節は橈屈変形（親指側に傾くような格好の変形）します。
手関節橈側（親指側）では手根骨（手の平の根元にある八個の骨）周囲の靭帯が滑膜炎により破壊され手根骨（手の平の根元にある八個の骨）の配列が乱れます。手関節は掌側（手の平側）に脱臼します。

症状
外見的には尺骨頭（手関節尺側｛小指側｝に背側から触れる骨の出っ張り）の出っ張りが大きくなり、手関節が橈屈（親指側に傾く）します。力が弱くなったと感じ、手関節を回旋（捻ること）すると痛みが強くなります。

治療
軽症ではステロイドの関節内注射を行います。それで対応できない場合は滑膜を切除する手術（滑膜切除術）を行います。手関節の変形に対しては症状に応じた手術を行います。

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